北海道のめぐみはベーカリスタにリニューアルしてオープンいたしました。

2012年より営業をしてまいりました「北海道のめぐみ本店」はこの度「bakerista」(ベーカリスタ)としてリニューアルいたしました。

長年ご愛顧いただいたお客さま、生産の現場で活躍される取引先様、またこれまでアルナチュリアで働いてくれた社員さん、パートさん、アルバイトさんに感謝を込めて、今回のベーカリスタリニューアルに至った経緯をお話ししたいと思います。

創業期

2006年に楽天市場に「北海道のめぐみ」をオープンしてからこれまで、長年にわたり北海道産小麦を全国のお客様にお届けしてまいりました。

当初は北海道産小麦粉を「仕入れて売る」事が私たちの仕事でした。北海道産小麦粉の種類も今よりもずっと少なく、誰にでもわかりやすいラインナップになっていました。

北海道産小麦が人気になっていく中で

元々タンパクが弱い傾向が強かった北海道産小麦は天候によっては製パン性が低い年度があったりして、不安定な傾向にありましたが、超強力粉「ゆめちから小麦」が開発されてその状況は一転して、北海道産小麦は一気に全国的に知られるようになり現在に至ります。(なぜ、ゆめちからが誕生して北海道産小麦全体が良くなったかはまた今度お話ししますね。)

ここ10年で北海道産小麦粉の人気は急上昇し小麦品種も増え、商品の銘柄も増えて嬉しい反面、ユーザーにとっては原材料を選ぶのに選択肢が増えすぎて分かりにくくなってしまっている課題を抱えています。

自分達がメーカーになろうと決める

そこで私たちは自分達がメーカーとなって、お客様にもっと分かりやすく、使っていただきやすい製品ラインナップを作るべく開発をスタートしました。

ブランドの名称は会社名「アルナチュリア株式会社」のアルファベット表記「ALNATURIA」で、パン作りに必要な材料一式を揃える事ができるメーカーを目指しています。

現在では小麦から副材料まで網羅し、売上の大半をALANTURIA商品が占めるようになってきました。

ベイクマを立ち上げる

メーカーになると決めてから数年経ち、この間に多くのお客さまとお話ししました。北海道から熊本・宮崎までお客様の居るところをあちこち歩いて直接お話を伺っていきました。その中で気づいたのが私たちのお客さまにはベーカリーさんが多い事。

それも大きなベーカリーではなく、主婦が趣味で始めたパン作りが発展して、自宅の一室を改造してパン屋さんを開業されたような本当に小さなベーカリーさんでした。

こういった小さなベーカリーさんは、地元の食品卸さんのロットでは大きすぎたり、必要な材料が揃わなかったりして既存の仕組みでは上手くサポートする事ができません。2019年私たちは小規模ベーカリー専門ネット卸「ベイクマ」を立ち上げました。

これは本当にウラ話ですが。。。

これからは、ベーカリー卸の「ベイクマ」とメーカー「ALNATURIA」として頑張っていこう!つきましては、念の為商標登録しましょう。と申請したところ、ALNATURIAの商標は非常に良く似た別の名称が既に登録されているという事で、商標登録の申請が却下されてしまいます。

この機会にちゃんとした名称をつけて「北海道のめぐみ」「ベイクマ」「ALNATURIA」とバラバラになってしまっている名称を統合しよう!となり、今回のリブランディングの企画が始まることになります。

bakerista

ベーカリスタという名前は、ベイクマを立ち上げている時からあったアイデア。

生活の中にパン作りがあって、そのパンには家族や友人に喜んでもらいたい、美味しいパンを食べさせてあげたいという作り手の想いが込められています。

そういう作り手の方を、いつからかベーカリスタと呼び始めました。

今回、リブランディングするにあたって、ブランド名称はベーカリスタと名付けました。パン作りは自己表現であり、愛情表現であることを価値観に中心に持って、美味しいものを食べる喜びや、共感する喜びをお客さまと一緒に作っていくブランドにしようと考えています。

リブランディングの第一弾で本店店舗のリニューアルを実施させていただきました。この後も、商品パッケージのリニューアルや、他の北海道のめぐみ店舗のリニューアルも順次実施してまいります。

さいごに

私たちは、これまでもインターネットを通して北海道産小麦粉の普及拡大にとりくみ、業界初や日本初の取り組みも多く行なってきました。これからも作り手の皆さんがワクワクするような原料開発を継続してまいります。

今日からスタートするベーカリスタを末長くよろしくお願いいたします。

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