シングルオリジン クラフト強力粉
若山農産 キタノカオリ
キタノカオリ小麦 | 北海道ニセコ町 | パン用 | クラフト強力粉

STORY
製品開発ストーリー
若山農産のキタノカオリ - シングルオリジンのクラフト強力粉
羊蹄山の懐に抱かれたニセコ・近藤地区の畑で、静かに、そして力強く育まれている小麦があります。それが、若山農産の「キタノカオリ」です。
ニセコで4代続く若山農産・若山和也さんは、この地ではほとんど例のない“秋まき小麦”の栽培に挑みました。
キタノカオリは北海道で広く栽培される品種でありながら、雨に弱く、収穫期に降雨が続くとすぐに穂発芽してしまうという非常にデリケートな特性を持ちます。そのため、年々栽培農家が減少し、今では希少な存在になりつつあります。
豊かな火山灰土壌、厳しい冬、そして短くも濃密な夏。北海道・ニセコの自然のリズムと真摯に向き合いながら、若山さんは一粒一粒の小麦に、まっすぐな想いを注いでいます。
土地、作り手、そして品種までもが明確な“シングルオリジン”。北海道・ニセコの風土が育んだこの小麦を、素材にこだわるすべての方へ、自信をもってお届けします。
INTERVIEW
生産者紹介

自然に包まれたニセコから
北海道ニセコ町の広大な自然の中で、キタノカオリ小麦を育てる若山和也さん。東京でのバンド活動を経て、30歳で家業を継いだ異色の経歴の持ち主です。家族との暮らしと向き合いながら、小麦に向き合う日々の中に、彼は自らの生き方を見つけていきました。

畑も家庭も整える働き方
農業に飛び込んだ当初は、ベテラン農家に囲まれ、戸惑いと試行錯誤の連続。朝4時から夜7時までの作業に追われる毎日でしたが、やがて作業の段取りや効率を見直し、「働くこと」と「家族の時間」を両立するスタイルへ。自分らしい農業の形を築きました。

キタノカオリとの出会い
ニセコでは珍しかったキタノカオリの栽培に挑戦した若山さん。高価な機械や知識を補助金や工夫で乗り越え、小麦の生産を軌道に乗せました。素材や工程に責任を持つ“ものづくり”への哲学が、クラフト小麦粉に通じる大きな魅力です。

パンになることで完成する小麦
若山さんの育てた小麦は、妻・羽蘭さんが営むベーカリー「Plume」でパンとして生まれ変わります。地元の素材と小麦の風味が合わさったパンは、まさに“作る人”と“焼く人”の想いが詰まった味。小麦粉からパンへつながる物語が、ここにはあります。

地元から全国へ
安定した小麦生産を背景に、新たに落花生やポップコーンといった作物にも挑戦中。ふるさと納税への出品を通じて、全国のお客様とのつながりも実感しています。「誰かの食卓を支えている」という喜びが、次の意欲へとつながっています。

“夢の中を生きている”
過去の苦労を経てたどり着いた今の暮らしを、若山さんは「夢の中を生きている」と表現します。自ら育てた小麦が、パンになって食卓に届く。この自然な循環こそ、ベーカリスタのクラフト小麦粉の本質であり、豊かさそのものです。
FEATURE
製品特徴

栄養価と風味を活かした製粉方法
現在、日本で流通する小麦粉のほとんどはロール挽き製粉による真っ白なものです。これは、細かいフスマ分をピュリファイヤーで精密に分離しているためです。また全粒粉についてもロール挽き製粉で、一度完全に分離したものを再度混合するような作り方をされています。
一方、ベーカリスタのクラフト小麦粉は、強力粉でも完全な白ではありません。製粉過程で、小麦粉の粒子と同じくらい細かくなったフスマを取り除かずに製品にしています。実はこの方が栄養価の面でも、香りや味わいの面でもプラスの効果があるのです。

シングルオリジンのクラフト小麦粉
これは、ただの小麦粉ではありません。ひとつの農家が育てた、ひとつの品種だけを使った“シングルオリジン”の小麦粉です。ベーカリスタの石臼製粉機で、ゆっくりと製粉することで、小麦本来の風味を逃さず引き出します。大量生産ではなく、小ロット製粉が可能にした“クラフト小麦粉”です。

ベーカリスタ製粉工場のこだわり
クラフト小麦を製粉するのは、国産の石臼を備えたベーカリスタ製粉工場。御影石や男鹿石を麦の特性に合わせて使い分け、1時間に約2kgという超低速で丁寧に挽きます。熱を出さず、風味を守る製粉。職人の感覚と蓄積したデータで調整を重ね、最適な仕上がりを追求しています。

bakerista
シングルオリジン 若山農産 キタノカオリ クラフト小麦粉
たん白値:13.2% 灰分値:1.15%
配送情報
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原材料表示
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注意事項
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