私たちの考えるこれからの食材卸の姿

ベーカリスタ株式会社は元々、北海道の業務用食材卸くすもとフーズの1部門としてスタートしました。全国にお届けするため楽天市場に、北海道産小麦粉専門ショップ「北海道のめぐみ」をオープンし、これまで多くのお客様にご愛用いただいております。

元々は個人のお客様向けにスタートしたお店だったのですが、お客様とお話していくと個人のお客様だけでなく、多くの業務店のお客様もいらっしゃいました。なぜ当店でお買い物をしていただけるのかを聞いてみると、「地元の卸には取り扱いがない」「ロットが大きすぎて買いにくい」「ウチは小さい店だから申し訳なくて」といった声が多く聞かれました。

ベーカリーシェフのためのサービスを作る

こだわりを持ったベーカリーだからこそ、珍しい食材や特別な食材が必要ですし、小ロットで細やかなサポートも必要です。私たちは長年、お客様と接する中で自分たちの役割に気がつき、決意しました。

日本の豊かな食文化の一角を担う、全国の多種多様で魅力あふれる小規模な こだわりのベーカリーシェフ専門のサービスを作ろう。

顔の見える関係を大切に

お取引というのはお金と商品を交換するような単純なものではなく、人と人との繋がりを通してお互いが成長し、向上していくことだと思います。

私たちはベーカリー様を通して様々なことを学び、次の商品開発やサービスの開発に挑戦していきます。私たちが開発した今までにない製品がシェフの腕を振るわせます。今まで世の中に無かった新しいレシピが生まれ、ベーカリーに賑わいが生まれます。

お取引は顔が見えてこそ意味があり、人の繋がりがあってこそ実を結びます。顔が見えるというのはお客様と私たちのスタッフ1人1人とのつながりであり、コミュニケーションの量であり、お互いが共感し合う強さです。

距離の問題を乗り越えて
私たちは全国のベーカリーのシェフの皆さんと顔の見える関係を
人と人のつながりを大切にしてまいります。

生産の現場とベーカリーをつなぐ架け橋

人は食べ物なくては生きていけません。シェフは毎日小麦をさわりパン作りに励みますが、産地のことや生産者のことをあまり感じることはできません。実は生産者も自分たちが作った作物がどこで誰にどんな風に食べられているのかよく分かっていないことがほとんどです。

効率化された集荷・加工・流通という社会の仕組みがこの両者を分断してしまっているのです。

誰がどんな思いで作っているかを知ることが、シェフの創造性を高めて、食べ物に込められる想いを強くします。
誰がどんな風に食べてくれているのかを知ることが、生産者の責任感を高め、やりがいが生まれ良い作物を作ることに意味が生まれます。

私たちはこの両者を繋げることができる存在です。
少しずつでも着実に、両者の架け橋になってまいります。

安心を追い求めていきたい

食べ物に対する安心とはなんでしょうか。近年どの食品メーカーも食品衛生に関する意識を高め続けています。しかし、安全性が高まったとしても安心とは限りません。

私たちは安心とは「知ること」ではないかと考えています。

自分たちが使っている食材はどこで誰がどのように生産し、どのように加工されて流通されて手元に届くのか。生産も加工も流通も複雑を極める現代であっても「どのように・・・」というところを知っておく事がお客様に食べ物を提供するシェフにも求められてくる時代になってまいりました。

私たちは、当社で製造する製品はもちろん他社で製造する製品に関しても、積極的な調査と情報開示につとめてまいります。

ベーカリーの核心、素材のこだわりに応える

シェフにとって素材は非常に重要なものです。どんな素材を手に入れることが出来るのかによって、レシピもラインナップも変わってきます。今まで出会ったことがない素材に出会った時、ワクワクするような新しいメニューが生まれます。

小麦・ベーカリー素材の専門家だからこそのアイデアや提案。私たちはシェフとの会話を通して様々なご提案をさせていただいております。

シェフにとってこんなありがたい存在はない。

そう言っていただける事を目指して、シェフと素材の出会いを推進してまいります。

新商品の試作にも積極的にサポート

シェフには2つのタイプがあるそうです。
1年中新商品の事を頭の隅で考えているタイプの人と、「そろそろメニュー替えしよう」と思い立って、一気に複数種類の新メニューを考えてしまう人。どちらのタイプの方でも新メニューを開発される際には、ぜひサポートにご連絡ください。最近の新素材やおすすめレシピの手配、サンプル依頼、様々なご質問などご活用いただけます。

また、新商品を開発する際に壁になりやすいのは、上手くできない時です。こんな時、相談できる人がいれば安心ですよね。

ベイクマはパートナーとして一緒に考えてまいります。

お客様に合わせて進化する。
それが、これからの食材卸です。

私たちのルーツは戦後間もない1958年製餡業と製菓材料卸として創業した株式会社楠本商店(現:くすもとフーズ)にあります。以来、60数年間地域社会の変化、お客様の変化、食文化の変化に合わせて自社を変化させて現在に至ります。

お客様であるベーカリーが近年大きな変化の時代を迎え、多種多様で非常に豊かなベーカリー文化が生まれつつある今、私たちはまた自分たちをさらに変革し、お客様のパートナーとして進化してまいります。